相模原駅

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相模原駅
さがみはら
Sagamihara
JH 26 矢部 (1.8 km)
(2.8 km) 橋本 JH 28
地図
所在地 相模原市中央区相模原一丁目1-3
北緯35度34分53.5秒 東経139度22分14.1秒 / 北緯35.581528度 東経139.370583度 / 35.581528; 139.370583座標: 北緯35度34分53.5秒 東経139度22分14.1秒 / 北緯35.581528度 東経139.370583度 / 35.581528; 139.370583
駅番号 JH27
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 横浜線
キロ程 31.0 km(東神奈川起点)
電報略号 ラサ
駅構造 地上駅橋上駅
ホーム 2面2線
乗車人員
-統計年度-
22,797人/日(降車客含まず)
-2020年-
開業年月日 1941年昭和16年)4月5日
備考 業務委託駅[1]
みどりの窓口
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北口(2021年5月)

相模原駅(さがみはらえき)は、神奈川県相模原市中央区相模原一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)横浜線である。駅番号JH 27

東神奈川駅発着系統や、横浜駅経由で根岸線に直通する列車、快速列車が停車する。

概要

相模原軍都計画による都市計画区域の中心駅として設置され、1941年4月5日に当駅が開設した後、間もなく(同年4月29日)合併によって発足した高座郡相模原町(現相模原市)の玄関口として「相模原駅」を称した。当時すでに小田原急行鉄道(現小田急電鉄小田原線に「相模原駅」が開設されていたが、当駅の開設により「小田急相模原駅」と改称した。ただし、当駅周辺に市街地が実際に形成されるのは1960年代後半以降のことである。相模原市役所の最寄駅であり同市の市名を冠する駅であるが、市の中心市街地橋本駅及び相模大野駅周辺の地域である。

開業以来、駅出口は市街地のある南側にのみ設置され、北側は上り線ホーム際からすぐに在日米軍相模総合補給廠(旧相模陸軍造兵廠)の敷地となっていた。1990年代にその一部の利用が可能となって北口広場が整備され、1998年の橋上駅舎化の際に北口出口が設置された。

歴史

駅構造

相対式ホーム2面2線を有する地上駅で、南北自由通路と橋上駅舎を有している。

JR東日本ステーションサービスが駅管理を受託している橋本駅管理の業務委託駅[1][2]みどりの窓口自動券売機自動改札機自動精算機指定席券売機が設置されている。

橋上駅舎化以前は、開設当初以来の木造平屋建ての駅舎が長らく使用されていた。

のりば

番線 路線 方向 行先
1 JH 横浜線 下り 橋本八王子方面
2 上り 町田東神奈川磯子大船方面

(出典:JR東日本:駅構内図

利用状況

2020年度の1日平均乗車人員22,797人である。横浜線の快速停車駅かつ乗り換え路線のない駅では、快速通過駅の淵野辺駅より少ない。また、相模原市役所などの行政の中心だが、隣駅の橋本駅の半分未満である。将来的に小田急多摩線の延伸が計画されており、当駅と接続される計画となっている。

近年の1日平均乗車人員は下表の通りである。

年度別1日平均乗車人員[統計 1]
年度 1日平均
乗車人員
出典
1975年(昭和50年) 14,572
1980年(昭和55年) 15,866
1985年(昭和60年) 19,892
1989年(平成元年) 24,086
1993年(平成05年) 26,215
1995年(平成07年) 26,398 [統計 2]
1998年(平成10年) 26,406
1999年(平成11年) 26,595 [* 1]
2000年(平成12年) [JR 1]26,897 [* 1]
2001年(平成13年) [JR 2]26,691 [* 2]
2002年(平成14年) [JR 3]26,532 [* 3]
2003年(平成15年) [JR 4]26,724 [* 4]
2004年(平成16年) [JR 5]26,668 [* 5]
2005年(平成17年) [JR 6]26,943 [* 6]
2006年(平成18年) [JR 7]27,659 [* 7]
2007年(平成19年) [JR 8]28,079 [* 8]
2008年(平成20年) [JR 9]28,185 [* 9]
2009年(平成21年) [JR 10]27,887 [* 10]
2010年(平成22年) [JR 11]28,079 [* 11]
2011年(平成23年) [JR 12]27,858 [* 12]
2012年(平成24年) [JR 13]28,283 [* 13]
2013年(平成25年) [JR 14]28,776 [* 14]
2014年(平成26年) [JR 15]28,740 [* 15]
2015年(平成27年) [JR 16]28,959 [* 16]
2016年(平成28年) [JR 17]28,993 [* 17]
2017年(平成29年) [JR 18]29,191 [* 18]
2018年(平成30年) [JR 19]29,252
2019年(令和元年) [JR 20]29,160
2020年(令和02年) [JR 21]22,797

駅周辺

南口

南口駐車場(2007年7月)
駅ビル
  • セレオ相模原」(1997年11月1日開業[3]、2013年4月に「NOW」より改称)
    • ライフ 相模原駅ビル店(1997年11月1日開業[3]
    • 相模原市役所駅連絡所
  • 「相模原イッツ(its)」
さがみ夢大通り(南側)・国道16号線方面
さんはぜ通り(東側)・市役所桜通り方面
氷川通り(西側)方面
  • 氷川神社
  • 相模原駅前郵便局

北口

バス路線

北口および南口にバスターミナルがあり、神奈川中央交通・神奈川中央交通東(神奈中バス)、および京王バスの路線バスが発着している。

南口バスターミナルは、橋上駅舎に改築されたのと同じ時期に現在の施設となったが、それ以前は同一平面にロープや白線などで簡易的に9つののりばが区切られていただけであった。現在の南口バスターミナルはロータリー外周上に1・2・7・8番のりばと降車場、ロータリー内の島式のりばに3・4番と5・6番のりばが設置されている。島式のりばへ行き来する手段はペデストリアンデッキからの階段のみで、エレベーターエスカレーターは設置されていない。

北口バスターミナルは橋上駅舎に改築されたのと同じ時期に供用開始されているが、北口ロータリー自体はそれ以前から存在した。

相模原駅北口

乗り場 運行会社 系統・行先 備考
1番線 神奈川中央交通東 橋52橋本駅北口
2番線 京王バス 南84南大沢駅
神奈川中央交通・京王バス 桜84聖蹟桜ヶ丘駅

相模原駅南口

ファイル:P1000082.JPG
南口バスターミナル(2007年7月)
1986年頃の南口バスターミナル。木造の旧駅舎が背後に見える。

南口バスターミナルを発着する路線バスは、全て神奈川中央交通東による運行。

乗り場 運行会社 系統・行先 備考
1番線 神奈川中央交通東 相05相模大野駅北口
2番線 相21小田急相模原駅
相25:相模大野駅北口
相27相武台前駅
相28麻溝車庫
相29:北里大学病院・北里大学
3番線 橋55:橋本駅北口
4番線 相02:相模大野駅北口
5番線 相17:水郷田名
6番線 相12相14上溝
7番線 相31峡の原車庫
相32相模原協同病院
8番線 相36:下九沢団地

課題

相模原駅北口付近は長年アメリカ軍に占有され、補給廠があるなど、再開発には一定の制限があったが、その補給廠が日本に返還されたことを受けて、相模原駅周辺の再開発計画が構想化されている。これには小田急多摩線唐木田駅から上溝駅までの延伸も前提として考えられているが、相模原市にも建設費の負担をするように求められており、国や神奈川県からの財政支援も必要とされている。

しかし、すでに橋本駅には京王線が乗り入れ、一部は多摩線との並走があることや、神奈川県内最大級の駅前商業施設「アリオ」もあるため、競合の発生する可能性があり、相模原駅周辺にテナントビルを建設したとしても、企業の入居が見込めなければ市の財政負担が増え、財政悪化となる可能性も示唆されている。

また相模原市内には中心市街地が3か所あり、それも橋本駅と相模原駅は距離的に近く、どちらか一方が失敗すればもう一方も少なからず影響してしまい、プロジェクトが中途半端に終わる可能性もあるため、ひとまずリニア中央新幹線(2027年開業予定)が相模原市内に停車駅が設置することが確定になってから、その効果を受けて開発について検討するべきとする意見もある。[4][5]

その他

  • 当駅の開設当時(1941年4月5日)の所在は高座郡相原村。同年4月29日に周辺町村と合併して高座郡相模原町(現・相模原市)となる。
  • 橋上駅舎化前の駅舎は南口にあり、1番線とはスロープ、2番線とは跨線橋(階段)で結ばれていた。
  • 橋上駅舎化されたときには記念のオレンジカードが発売された。

隣の駅

東日本旅客鉄道(JR東日本)
JH 横浜線
快速 (当駅より橋本方は各駅に停車)
町田駅 (JH 23) - 相模原駅 (JH 27) - 橋本駅 (JH 28)
各駅停車
矢部駅 (JH 26) - 相模原駅 (JH 27) - 橋本駅 (JH 28)

脚注

記事本文

  1. ^ a b 事業エリアマップ - JR東日本ステーションサービス.2021年9月14日閲覧
  2. ^ a b No.274号 東日本ユニオンよこはま 駅業務執行体制の再構築等について提案を受ける” (PDF). JR東日本労働組合横浜地方本部 (2018年3月23日). 2018年6月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年7月1日閲覧。
  3. ^ a b “新店ルポ ライフ相模原駅ビル店 “コンビニ的”な品揃え”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (1997年11月12日)
  4. ^ 相模原の未来を考える会・相模原駅開発
  5. ^ 同・小田急多摩線延伸

利用状況

JR東日本の2000年度以降の乗車人員
神奈川県県勢要覧

関連項目

外部リンク